帝都自動車交通株式会社

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企業情報

1.輸送の安全に関する基本的な方針

輸送の安全確保が事業経営の根幹であり、社会的使命であることを深く認識し、事業活動すべてにおいて安全管理に関する法令・規範を社員一人ひとりが遵守するとともに「安全に関する基本理念」を推進し、安全管理体制の構築に全社を挙げて取り組みます。

2.輸送の安全に関する目標及び当該目標の達成状況

当社では、交通事故の撲滅を期し安全で快適な輸送を確保するため、平成11年度下期より交通事故防止対策委員会規程を制定し、営業所毎に減件目標を設定して「有責事故減件運動」を推進してまいりました。

平成24年度からは、無責も含む全ての事故の減件、発生事故の速やかな情報把握、正確な調査と分析による的確な事故防止対策の実施等を目指して、新たな「事故減件運動」をスタートさせ、事故減件の取り組みの進化を図っているところであります。

帝都グループ2023年度「事故減件運動」の達成状況は有責事故件数が対前年△8件、対目標+17件で、グループ全体で事故減件目標未逹成となりました。営業所別達成状況は、14営業所中4営業所が年間目標、14営業所中5営業所が期間達成しました。
また、具体的な部門別件数(安全重点施策目標)である「交差点・T字路事故」、「自転車、二輪車・歩行者事故」は目標件数未達成、「追突事故」、「自損事故」、「10万キロ当り事故率」は目標件数、数値達成でありました。

2024年度の事故減件目標は、営業所毎に2023年度実績を基に自主目標を設定、10万キロ当り事故率においても、2023年実績から算出し目標設定することで、営業所が具体的な数値目標を掲げ継続的な改善に取組んでまいります。

3.事故に関する統計

自動車事故報告規則第2条に規定する事故の統計は次の通りです。

自動車事故報告規則第2条に規定する事故統計(2023年度).pdf

4.組織・指揮命令系統

輸送の安全に関する組織体制及び指揮命令系統は次の通りです。

輸送の安全に関する組織体制及び指揮命令系統.pdf

5.輸送の安全に関する重点施策

※「安全に関する基本理念」のもと、「2024年度 安全重点施策」を策定いたしました。

【2024年度 安全重点施策】

(1)

運輸安全マネジメント「安全管理体制の継続的改善」

道交法厳守を重点に交通事故防止に取り組み、マネジメントレビューにて精査された具体的な数値目標を定めた安全重点施策に基づき、帝都グループ交通事故防止対策委員会で減件運動の進捗状況をチェックし、見直すことでPDCAサイクルを推進。

(2)

健康経営の推進、健康起因事故ゼロを達成

会社は健康経営に必要な投資及び健康管理を行い、従業員は会社の安全衛生措置に積極的に協力して、労働災害の防止及び健康増進を図り、健康起因事故ゼロを達成。

(3)

「その時、どこを見ているか?」に記載された安全確認、安全行動を完全実行

D1プラン終了時(2025年2月)に
10万キロ当り事故率 ハイヤー部門0.00 タクシー部門1.00以下達成を目指す

①全ての営業で振り返ってシートベルト着用のお声掛け100%を達成
《2023年シートベルトお声掛け調査結果86.6%以上を確実に達成》
・振り返ってお客様の目を見てシートベルトのお声掛け。
・振り返って目視でお客様の乗降を確認し、慎重なドア開閉操作で車内事故「0」に取組む。

②交差点・T字路事故件数269件以下を目標 *2023年度目標に再チャレンジ
ハイヤー部門 年間10件以下
タクシー部門 年間259件以下
営業所 営業所実績を基に具体的な数値目標を立てる。

③自転車、二輪車・歩行者事故件数98以下を目標 *2023年度目標に再チャレンジ
ハイヤー部門 年間2件以下
タクシー部門 年間96件以下
営業所 営業所実績を基に具体的な数値目標を立てる。

④追突事故件数27件以下を目標 *2023年1月~12月実績
ハイヤー部門 年間3件以下
タクシー部門 年間24件以下
営業所 営業所実績を基に具体的な数値目標を立てる。

⑤自損事故件数169件以下を目標 *2023年1月~12月実績
ハイヤー部門 年間6件以下
タクシー部門 年間163件以下
営業所 営業所実績を基に具体的な数値目標を立てる。

⑥10万キロ当り事故率1.00以下を目標 *2023年1月~12月実績
ハイヤー部門 年間0.37件以下
タクシー部門 年間1.12件以下
営業所 営業所実績を基に具体的な数値目標を立てる。

6.安全に関する計画

輸送の安全に関する年間重点施策実施計画は次の通りです。

年間重点施策実施計画.pdf

7.輸送の安全に関する設備投資等の実績額

2019年度
  • 全運転者のセーフティドライバー・コンテスト(警視庁主催)への参加
  • セーフティドライバー・コンテスト無事故・無違反達成表彰
  • 全運転者の運転記録証明証取得(安全運転センター)
2,474 千円
  • 無事故連続日数達成表彰(6営業所)
  • 事故減件優良営業所表彰(6営業所)
912 千円
  • 「その時どこを見ているか?」小冊子増刷
  • 「安全推進ポスター」小冊子増刷
  • 「安全重点施策・交通安全標語」携帯用カード作成
  • 「安全重点施策」ポスター作成
  • 「横断歩道手前で最徐行一時停止します。」ステッカー増刷
615 千円
  • 規制薬物検査の実施
  • インフルエンザ予防接種
  • 脳ドック(MRI検診を含む)の受診(運転者199名)
  • ハートケア心電図サービス導入(携帯型心電計導入)
7,403 千円
  • 新型コロナウイルス感染症対策
  • 手指消毒剤「キビキビ」:詰め替えボトル及びスプレーボトル追加発注
  • 次亜塩素酸水:詰め替えボトル追加発注
  • 非接触型体温計
  • ジアニスト(タンク型)追加発注
  • ハイヤー車両用次亜塩素酸水容器遮光ボトル発注
  • マスク内側装着用ガーゼ発注
  • 布製マスク3,000 枚発注
  • マスク4万枚購入
1,466 千円
  • 交通安全管理者講習開催
  • 「第14回NASVA安全マネジメントセミナー」参加
118 千円
  • JPN タクシー補助ミラー設置
446 千円
  • JPN タクシー(100台導入)
294,974 千円
308,408 千円
2020年度
  • 全運転者のセーフティドライバー・コンテスト(警視庁主催)への参加
  • セーフティドライバー・コンテスト無事故・無違反逹成表彰
  • 全運転者の運転記録証明証取得(安全運転センター)
2,748 千円
  • 無事故連続日数逹成表彰(5営業所)
  • 事故減件優良営業所表彰(4営業所)
478 千円
  • 「安全重点施策・交通安全標語」携帯用カード作成
  • 「安全重点施策・交通安全標語」携帯用カード増刷
  • 「安全重点施策」ポスター作成
  • 改訂版「その時どこを見ているか?」小冊子作成
  • 改訂版 安全推進ポスターNo.2作成
357 千円
  • NASVA運輸安全マネジメント評価
  • 「第15回NASVA安全マネジメントセミナー」参加
646 千円
  • 規制薬物検査の実施
  • インフルエンザ予防接種
  • ハートケア心電図サービス(携帯型心電計導入)
4,373 千円
  • 新型コロナウイルス感染症対策
  • テレワーク関連設備費(ノートPC、システム等)
  • Web会議関連設備費(Webカメラ、システム等)
  • 手指消毒剤購入
  • 加湿器購入
  • 次亜塩素酸水:詰め替えボトル追加発注
  • 非接触型体温計購入
  • 除菌クリーナー購入
  • マスク発注 等
16,255 千円
  • 画像認識技術(AI)と危険検知アルゴリズムを用いた、交通事故削減サービスDRIVE CHARTを全タクシー車両に導入
  • 車内飛沫防止シート タクシー全車導入 ハイヤー10台導入
  • 車載用プラズマクラスター(ハイヤー) 6台
56,725 千円
  • JPNタクシー補助ミラー設置
223 千円
  • JPNタクシー(105台導入)
345,449 千円
427,259 千円
2021年度
  • 全運転者のセーフティドライブ・コンテスト(警視庁主催)への参加
  • セーフティドライブ・コンテスト無事故・無違反逹成表彰
  • 全運転者の運転記録証明証取得(安全運転センター)
2,596 千円
  • 無事故連続日数逹成表彰(6営業所)
  • 事故減件優良営業所表彰(5営業所)
748 千円
  • 「安全重点施策・交通安全標語」携帯用カード作成
  • 「安全重点施策」ポスター作成
  • 改訂版「その時どこを見ているか?」小冊子作成
  • シートベルト着用啓蒙リボン追加発注
357 千円
  • 規制薬物検査の実施
  • 脳ドックの実施
  • インフルエンザ予防接種補助費用
  • ハートケア心電図サービス(携帯型心電計)
10,149 千円
  • 新型コロナウイルス感染症対策
  • テレワーク関連設備費(ノートPC、システム等)
  • Web会議関連設備費(スピーカー、システム等)
  • マスク発注 等
5,410 千円
  • DRIVE CHART
  • 車内飛沫防止版 タクシー全車導入 ハイヤー47台導入
  • 低オゾン発生器 タクシー500台導入
  • CO2ピピっと換気君 タクシー500台導入
38,974 千円
  • JPNタクシー(63台導入)
207,217 千円
265,455 千円
2022年度
  • 全運転者のセーフティドライブ・コンテスト(警視庁主催)への参加
  • セーフティドライブ・コンテスト無事故・無違反逹成表彰
  • 全運転者の運転記録証明証取得(安全運転センター)
2,614 千円
  • 無事故連続日数逹成表彰(6営業所)
  • 事故減件優良営業所表彰(3営業所)
623 千円
  • NASVA 運輸安全マネジメント評価
572 千円
  • 「安全重点施策・交通安全標語」携帯用カード作成
  • 「安全重点施策」ポスター作成
  • 改訂版「その時どこを見ているか?」小冊子作成
  • シートベルト着用啓蒙リボン追加発注
  • 交通安全ジャーナル定期購読
594 千円
  • 規制薬物検査の実施
  • 脳ドックの実施
  • インフルエンザ予防接種補助費用
  • ハートケア心電図サービス(携帯型心電計)
16,269 千円
  • 新型コロナウイルス感染症対策
  • テレワーク関連設備費(ノートPC、システム等)
  • Web会議関連設備費(スピーカー、システム等)
  • マスク発注 等
3,592 千円
  • DRIVE CHART
13,089 千円
37,356 千円
2023年度
  • 全運転者のセーフティドライブ・コンテスト(警視庁主催)への参加
  • セーフティドライブ・コンテスト無事故・無違反逹成表彰
  • 全運転者の運転記録証明証取得(安全運転センター)
2,931 千円
  • 無事故連続日数逹成表彰(6営業所)
  • 事故減件優良営業所表彰(9営業所)
1,035 千円
  • 「安全重点施策・交通安全標語」携帯用カード作成
  • 「安全重点施策」ポスター作成
  • シートベルト着用啓蒙リボン追加発注
  • 交通安全ジャーナル定期購読
519 千円
  • 規制薬物検査の実施
  • 脳ドックの実施
  • インフルエンザ予防接種補助費用
  • ハートケア心電図サービス(携帯型心電計)
  • BTOCアプリ利用料
19,267 千円
  • DRIVE CHART利用料
  • 閲覧用タブレット端末追加
14,776 千円
38,530 千円

8.報告連絡体制

事故・災害に関する報告連絡体制は次の通りです。

報告連絡体制.pdf

9.安全統括管理者

当社の安全統括管理者は、次の者が選任されております。

常務取締役営業副本部長: 鶴岡 良樹

10.安全管理規程

当社の安全管理規程は次の通りです。

安全管理規程.pdf

11.教育及び研修計画

輸送の安全に関する年間指導教育計画書は次の通りです。

運転者年間指導教育計画書.pdf

当社で参加・開催している研修は次の通りです。

① 管理者に対する研修
  • 「国土交通省 運輸安全マネジメントセミナ-」(国土交通省)
  • 「NASVA安全マネジメントセミナー」(年1回)
  • 「運行管理者研修」「整備管理者研修」(各自2年に1回)
  • 「事故防止責任者講習会」(年2回)
  • 「交通安全管理者講習」(年1回)
② 運転者に対する研修
  • 「新任運転者に対する安全教育」(入社時に全員受講)
  • 「営業所で実施する集合教育」(毎月1回)
  • 「運転者研修」(外部講師を招聘し本社で実施)(各自3年に1回 全員参加)
  • 「UD(ユニバーサルドライバー)研修」(全員受講)

12. 輸送の安全に関する内部監査

輸送の安全に関する内部監査の実施計画は次の通りです。

【2024年度計画】

被監査部門
  • 経営管理部門
  • 経営トップ及び安全統括管理者
  • 総務部人事課(マイナンバー関連監査)
  • 現業部門
  • ハイヤー 4営業所
  • タクシー 6営業所

13. 第12回NASVA(自動車事故対策機構)安全マネジメントセミナー